【DeNA】得点力はリーグ上位でも“あと一本”が足りない──本塁打不足だけではない、勝率停滞の本当の課題とは?

本塁打数リーグ最少クラスでも得点数は上位──現在のDeNA打線は“つながる時”の破壊力で勝負しています。
しかし、優勝争いへ本格浮上するために必要なのは爆発力だけではなく、沈黙する時間帯を減らす安定感です。
本記事では、得点力上位でありながら勝率が伸び切らない理由をデータ構造から整理し、DeNA打線が真に強いチームへ進化するための課題を深掘りします。
ハマノンタン 2026.05.19
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横浜DeNAベイスターズは現在、チーム得点数リーグ2位という高水準の攻撃力を維持しています。

本塁打数はリーグ最少クラスでありながら、得点総数では上位に位置していることからも、現在の打線は“つながり”によって得点を生み出していることが分かります。

実際、DeNAは1イニングあたりの平均得点が高く、3点以上を奪ったイニング数はリーグトップクラス。

本塁打に依存せず、連打や四球、複数打者の連携で大量得点を作れる打線であることは明確です。

つまり現在のDeNA打線は、「打てる時は非常に強い」。

問題は、その一方で打てない時に極端に沈黙しやすいことです。

本記事では、本塁打不足だけでは語れない現在のDeNA打線の本質的課題と、今後どこに改善余地があるのかを整理していきます。

得点力は高い──“つながる時”の破壊力はリーグ屈指

今季のDeNA打線は、本塁打数こそリーグ最少になっているものの、一度打線がつながった際の得点力は非常に高いです。

高打率や出塁率の向上により、チャンスを作り、連打で一気に複数得点を奪うケースが多く見られます。

その結果、3点以上を奪うビッグイニング数はリーグトップクラスとなっており、本塁打依存型ではない別の強みを持っています。

これは、打線全体のつながりや状況対応力が改善されている証拠でもあり、現在のDeNA打線が単純に「本塁打不足で弱い」わけではありません。

むしろ、打線が機能した際の破壊力だけを見れば、リーグでも十分上位クラスです。

本当の課題は“打てない時”の脆さ

現在の最大の問題は、打線がつながらない展開になると、一気に得点力が低下しやすい点です。

本塁打が少ないため、投手戦や接戦で一振りによって均衡を破る展開が少なく、流れを作れないまま0点のイニングが続くケースが目立ちます。

つまり現在のDeNAは、

「打線がつながれば大量得点」

「つながらなければ沈黙」

という波の大きい構造になっています。

この安定感不足こそが、勝率5割前後に留まりやすい理由です。

得点総数だけを見ると強力でも、試合単位で見ると得点が偏りやすく、接戦であと一本が出ない。

これが現在の勝ち切れなさにつながっています。

必要なのは“火付け役”と“均衡を破る存在”

今後のDeNA打線に必要なのは、単純に本塁打数を増やすことだけではありません。

より重要なのは、打線が沈黙している時間帯でも流れを変えられる存在です。

例えば、リードオフマンとして出塁し、打線全体に流れを生む選手。

あるいは投手戦の中で、一振りで均衡を破れる中軸打者。

こうした“打線の火付け役”や“決定力ある打者”が増えることで、より安定した攻撃力へ進化できます。

つまり、現在のDeNAに必要なのは「大量得点能力の強化」よりも、「得点できない時間帯を減らす力」なのです。

“0点イニング”をどう減らすかが最大のテーマ

現在のDeNA打線は、得点能力そのものが不足しているわけではありません。

むしろ、打線が機能した際の破壊力はリーグ上位です。

だからこそ課題は明確です。

必要なのは、沈黙する時間帯をいかに減らすかで、そのためには長打力の回復に加えて、安定した出塁能力や打順構造の再整理が重要になります。

打線全体がつながらない時でも、個で流れを変えられる存在が必要です。

ここまでは、DeNA打線が抱える課題が単なる本塁打不足ではなく、“得点の波の大きさ”にあることを整理してきました。

では、その波を減らすために必要な具体策とは何か。

牧秀悟復帰や筒香の状態改善によって、打線はどこまで変わるのか。

ここから先は、DeNAが“つながる時だけ強い打線”から“安定して勝ち切れる打線”へ進化するための現実策を、戦力・起用法・補強視点も含めて深掘りしていきます。

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