極端な投高打低で野球は面白いか?──ミスを恐れる“守り合い”から、点を取り合う“攻め合い”へ
2025年、NPBはかつてない投高打低の時代に突入。セ・リーグの平均得点は2点台に沈み、「点が入らない野球」が当たり前になりつつあります。しかし、エラーが過度に責められ、仕掛けも減る現状に、野球の“面白さ”は本当に残っているのでしょうか?本記事では、得点力の低下が野球の魅力にどう影響しているのか、そして“攻め合い”の野球を取り戻すために何が必要かを考えます。
ハマノンタン
2025.07.29
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近年のプロ野球は、1試合の平均得点が3点前後と、極端な投高打低の傾向が続いています。
2025年のセ・リーグでは平均得点がついに2点台にまで下がり、かつての「飛ばない統一球」時代(2011~12年)をも下回る得点環境となりました。
ファンからは「締まった投手戦が見られる」「試合時間が短くなった」といった肯定的な声もある一方で、「点が入らなすぎて退屈」「今日も完封負けか」「ホームランが見たい」といった声も少なくありません。
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- エラーが戦犯扱いに──“1点ゲーム”の副作用
- 本来の野球は「点を取り合うエンタメ」だった
- 投高打低を是正するための具体策
- 「失点しないゲーム」から「得点するゲーム」へ
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