DeNAドラフト本指名はどうなる?──支配下11人減から見えた「投手4〜5人・社会人捕手・センター」の補強像
DeNAは9月29日、30日に来季構想外の選手、来季支配下契約を結ばない選手を発表しました。これにより、11人の支配下枠が空くことになりました。
内訳は投手7人、捕手2人、外野手2人。内野手は0人です。
この整理を見ると、今年のドラフトでどのポジションを何人指名するのかも、かなり見えやすくなってきました。
現時点での個人的な予想は、投手4〜5人、捕手1人、内野手0人、外野手1人の本指名6〜7人です。
特に注目したいのが捕手と外野手です。
益子京右、東妻純平が支配下から外れることで、捕手は高校生を将来に向けて育てるより、緊急時にも一軍へ上げやすい守備力と経験を持った社会人捕手の必要性が高まったと考えています。
また外野手では、センターが手薄だったところに、更にセンターを守れる濱将乃介が支配下から外れることで、センターを守れる外野手を指名する意味もこれまで以上に大きくなりました。
一方で、今回は内野手を本指名しない可能性が強まりました。
今回の戦力整理を踏まえ、DeNAのドラフト本指名をポジション別に考えていきます。
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最も人数を増やしたい投手──4〜5人
今回、支配下から最も多く外れるのが投手です。
小園、藤浪、佐々木、中川颯、堀岡に加えて、大貫、橋本も来季は支配下契約を結ばないことになり、合計7人が減ります。
もちろん大貫や橋本については育成再契約が打診されており、球団に残る可能性があります。
それでも支配下の投手枠という意味では大幅な減少です。
今年のドラフトでは、まずここを埋めていくことになるでしょう。
さらに昨年は野手、特に内野手を厚くしたドラフトでした。
その反動を考えても、今年は投手に多くの指名枠を使いやすくなっています。
指名の内訳を考えると、さまざまな可能性が考えられます。
1位指名で菰田陽生や織田翔希など高校生投手を指名する可能性がありますし、先発強化のために大学生や社会人投手を指名する可能性もあるでしょう。
リリーフも補強しておきたいですし、左右のバリエーションを考慮する可能性もあります。
そうやってタイプを分けながら指名すれば4〜5人程度指名する可能性は十分あります。
なので投手はどこか1つを重点的にではなく、様々なタイプを能力重視で選んでいくと思われます。
捕手は1人──ただし高校生ではなく社会人捕手か
今回の発表によって、大きく考え方が変わったのが捕手です。
益子と東妻には育成再契約が打診されています。
仮に両者が育成契約となれば、来季スタート時点で支配下に残る捕手は松尾汐恩、戸柱恭孝、古市尊、九鬼隆平の4人となります。
一軍の捕手を見るだけなら、松尾、古市、戸柱がいます。
そのため「正捕手候補がいない」という状況ではありません。
問題は、その後ろです。
捕手は一軍で2〜3人を登録するポジションです。
支配下捕手が4人しかいなければ、一軍で故障者が出たときに、すぐ入れ替えられる捕手がかなり少なくなります。
益子や東妻が育成に残ったとしても、支配下登録を経なければ一軍では使えません。
そう考えると、今回の動きによってドラフトで捕手を1人加える可能性はかなり高くなったと考えています。
ただし、ここで欲しいのは高校生捕手ではないでしょう。
今必要なのは「数年後」ではなく、すぐ使える捕手
これまでは、松尾や古市よりさらに下の世代となる高校生捕手を指名して、数年かけて育てる選択肢も考えられました。
しかし支配下捕手が4人となれば、事情が変わります。
必要なのは、数年後に一軍へ出てくる捕手だけではありません。
何かあったとき、すぐ一軍へ上げられる捕手です。
高校生捕手では、入団直後から一軍のバックアップを任せるのは難しいでしょう。
それよりも大学、あるいは特に社会人で十分な守備経験を持ち、捕球、送球、ブロッキングなど守備面である程度計算できる捕手のほうが、現在のDeNAには合っています。
その意味で今年は、社会人捕手を本指名する可能性がかなり高まったのではないでしょうか。
指名順位としては、3〜5位あたりが一つの目安になると思います。
ここまでの流れだと、大学生捕手でも良いのでは?という意見もあるかと思います。社会人捕手だと古市、益子、東妻、上甲らとかなり年代が近くなります。
なので普通なら、年齢をバラけさせるはずです。
しかし、DeNAは同世代の選手をあえて重ねて獲得することがあります。
ここからは近年のドラフト傾向を踏まえながら、社会人捕手を加える意味、そして今回の捕手整理によって名前が挙がる「渡部海の指名可能性」についても考えていきます。