DeNAがドラフトで狙う「センター」と「捕手」は誰?──ここまでの編成から候補10人を考える
DeNAのドラフトで補強したいポジションが、少しずつ見えてきました。
今回はその中から、センターを守れる外野手と捕手に注目します。
支配下選手の整理によって生まれた編成上の変化を踏まえながら、それぞれどんな選手が候補になるのか。2026年ドラフト候補から具体名を挙げて考えていきます。
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支配下整理で「センター」と「捕手」の必要性が高まった
DeNAは9月30日、大貫晋一、橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介の5選手について、2027年シーズンの支配下選手契約を結ばないことを発表しました。
もちろん、この発表だけで全員の退団が決まったわけではありません。育成契約を結ぶ可能性も十分あります。
ただ、少なくとも来季の支配下選手編成を考えるうえでは、捕手と外野手の層が薄くなったことは間違いありません。
特に注目したいのが「センター」と「捕手」です。
今季のDeNAはセンターを最後まで固定できませんでした。
その中で、二軍を含めセンターを守れる濱も支配下から外れることになりました。
だからこそドラフトでは、単純に「外野手を一人増やす」のではなく、将来的にセンターのレギュラーを奪える選手を狙いたいところです。
一方、捕手は少し事情が違います。
一軍には松尾汐恩、古市尊、戸柱恭孝がいます。
若い松尾と古市が一番手を争い、経験豊富な戸柱が支える形はバランスが取れており、正捕手候補を最優先で補強する必要性は高くありません。
しかし益子と東妻が支配下から外れることで、故障などが発生した際に一軍へ送り込める捕手の層は薄くなります。
つまり今回、同じ野手指名でも求めたい役割は異なります。
外野手はレギュラー候補。
捕手は一軍バックアップまで見込める選手。
この条件から候補を見ていきます。
外野手は「センターのレギュラー候補」を狙いたい
今回挙げたい外野手は5人です。
いずれも魅力があり上位指名も十分あり得る選手たちですが、タイプはかなり異なります。
DeNAがセンターに何を求めるかによって、候補も変わってきそうです。
春山陽登(大阪商業大)──長打力に「センター」という新たな可能性
まず注目したいのが春山陽登です。
最大の魅力は、大学球界でも屈指の長打力です。
9月27日にはリーグ戦通算13本塁打に到達し、大阪商業大OBの佐伯貴弘氏が持っていた関西六大学の通算最多本塁打記録を更新しました。
右打ちの長距離打者というだけでも、DeNAの編成を考えるうえで非常に面白い存在です。
さらに最近になって、春山を見るうえで重要な要素が加わっています。
9月22日の京都産業大戦では、それまで右翼での出場が多かった春山が「3番・中堅」でスタメン出場しました。
そしてこの試合には、DeNAから木村洋太球団社長兼チーム統括本部長、長谷川竜也編成部長、八馬幹典アマスカウティンググループリーダーら編成幹部が視察に訪れています。
もちろん、大商大には星野世那など他のドラフト候補もいるため、春山だけを目的とした視察だったと断定することはできません。
また、センター起用についても、これまで右翼での出場が中心だったことを考えれば、プロでもすぐに中堅手として計算できると決めつけるのは早いでしょう。
それでも、センターを守れる可能性がある右の長距離打者となれば話は変わります。
打撃でレギュラーになり、センターも選択肢にできるのであれば、現在のDeNAにはかなり魅力的な選手です。
外れ1位から2位あたりまで含め、上位候補として注目したい一人です。
春山が「センターを守れる右の長距離打者」として評価できるのであれば、DeNAにとってかなり魅力的な候補になります。
ただ、今年のドラフトには春山以外にも、センター候補としてDeNAの補強ポイントに合う外野手が複数います。さらに捕手についても、益子・東妻が支配下から外れたことで、これまでとは指名の意味が変わってきました。
ここからは、残る外野手4人と捕手5人について、それぞれの特徴とDeNAとの相性を詳しく見ていきます。