DeNA、オースティン・コックスを獲得──大型左腕加入で先発再編はどう変わる?
DeNAはその答えとして、193cmの大型左腕を連れてきた。
12月11日、横浜DeNAベイスターズは新外国人としてオースティン・コックス投手(28)と契約合意したと発表しました。
身長193cmの大型左腕で、MLBでは先発・救援の両方を経験しています。
アンソニー・ケイの退団により、DeNAは先発左腕の層に空白が生じていました。コックスの獲得は、その穴を埋めると同時に、来季ローテーション再編を見据えた動きと見ることができます。
本記事では、コックス投手の特徴と起用の焦点、そして先発陣に与える影響を整理します。
1. オースティン・コックスの経歴と成績
コックス投手は28歳の左腕で、カンザスシティ・ロイヤルズでMLBデビュー。
MLB通算では37試合に登板し、リリーフ起用が中心でしたが、マイナーでは先発としての登板経験も積んできました。
今季は13試合登板で防御率8.86と結果は振るいませんでしたが、奪三振率9.28、与四球率2.95と、三振が取れて制球面では大きく崩れていない点が特徴です。
成績だけを見ると評価が難しいものの、「打ち込まれた一方で、投球内容は期待できる」というタイプの投手と言えるでしょう。
2. 投球スタイルの特徴
コックスの投球には、いくつかの明確な特徴があります。
① 高いアームアングル
193cmの長身から高い角度で投げ下ろすフォームが特徴で、打者にとってはボールの軌道が見えづらいタイプです。
② 球の出どころが分かりにくい
リリースまでボールが隠れやすく、打者目線だとタイミングが掴みづらいので、実際の球速以上に速く感じさせる投球になっています。
③ 複数の変化球を駆使
コックスの2025年の球種割合を見ると、変化球の割合が多く複数の球種を駆使して抑えるタイプです。多彩な変化球を、与四球少なく投げ分けられるのは強みと言えます。
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ストレート:30〜40%
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スライダー:30%前後
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カーブ:15〜20%
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スプリット:10%前後
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カットボール:0〜5%
3. DeNAが獲得に動いた理由は?
ケイ流出の穴埋め
アンソニー・ケイがホワイトソックスと契約したことで、DeNAは左のローテ投手を失うことになりました。
これにより現在残っている先発で来季ローテ候補だと、以下のメンバーになります。
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東 克樹(左腕)
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石田 裕太郎(右腕)
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竹田 祐(右腕)
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大貫 晋一(右腕)
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小園 健太(右腕)
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平良拳太郎(右腕)
エースの東以外は皆右腕で、東ともう1人ローテに入る左腕が欲しいところです。
今季まではケイがその役割を担っていたため、コックスにも同じ役割が期待されています。
再起させてMLB挑戦へ
ケイがMLB移籍したのは残念ですが、同時にDeNAでMLBへ送り出せる投手に育て上げてたと言えます。ケイもDeNAで東やバウアーなどから投球を学び自分のものとすることで、来日前より進化しました。
コックスも現在28歳でもしDeNAで2年間しっかり結果を残すことができれば、30歳でまたMLBへ復帰することも十分可能でしょう。
第2のケイとしてDeNAで文句なしの結果を残してもらって、またMLBへ送り出せれば海外の選手からの注目が集まり、もっと有望な選手を獲得できる可能性が高くなります。
4. コックスはローテに割って入れるのか?
来季の競争構造2025年のローテ競争を整理すると、次のようになります。