DeNA、現役ドラフトで知野を放出し濱将乃介を獲得──その意図とメリットを考察

現役ドラフトで知野直人を手放し、センター守備に優れた濱将乃介を迎えたDeNA。
「内野の余剰」と「センターの不足」という編成上の課題に、どう向き合った結果なのか。濱の特徴とともに、この入れ替えの狙いをわかりやすく解説します。
ハマノンタン 2025.12.12
サポートメンバー限定

12月9日の現役ドラフトで、横浜DeNAベイスターズは知野直人内野手が中日へ移籍し、代わりに俊足外野手の濱将乃介を獲得しました。

今オフの編成状況を見ると「内野の余剰 → 外野の補強」という形で、DeNAにとって非常に理にかなった入れ替えでした。

本記事では、この動きの意図、濱選手の特徴、チームにもたらすメリットを詳しく解説します。

1. DeNAが知野を放出した理由

知野直人はポテンシャルが高く、俊足で内野のユーティリティ性があり、長打力も備えた魅力を持った選手です。

しかし、攻守において粗さが目立つ選手でもあり、なかなか1軍定着ができていませんでした。

今季は林琢真や石上泰輝ら知野より年下の選手が活躍して、更にドラフトでは本指名で内野手を3人も獲得しています。

こうなると、知野が今後よほど結果を残さなければ1軍昇格は難しく、厳しい立場になりつつありました。

そのため現役ドラフトによる放出は、戦力的な痛手というより“伸びる可能性がある選手を、使ってくれる球団へ送り出す”という合理的な判断だったと言えます。

2. なぜ外野が必要だったのか──桑原流出が生んだ“センター不在問題”

一方で外野は、桑原将志がFAで西武へ移籍したことで状況が一変しました。

  • 外野手の人数不足

  • センターを守れる選手が少数に

  • 守備走塁の弱体化

桑原が移籍したことでDeNAの支配下外野手は8人になりました。これはかなり少ない方で、そのうち佐野や筒香は内野手としても起用されていたので、実質的な人数はもっと少ないです。

この中でセンターを安定して守れる選手に限定するともっと少なくなり、近年実戦でしっかり守っているのは梶原、神里、蝦名ぐらいしかいません。

このような状況なのでセンターを安定して守れる外野手は必要でした。濱将乃介の獲得は、編成ニーズに完璧に一致します。

3. 濱将乃介とはどんな選手か?タイプ・特徴・期待値

濱将乃介は、“走塁とセンター守備で勝負する外野手”です。特徴は以下の通り。

● 俊足・強肩が売り

ドラフト指名時には身体能力の高さが注目されていて、特に50m走5秒9、遠投125mという脚と肩の強さは濱の大きな武器と言えます。

● センターの守備力が高い

今季2軍では300イニング以上センターを守っていて、その上守備指標のUZRも高くセンター守備はかなり期待できます。

DeNAでは今季2軍で300イニング以上センターを守った選手はおらず、守備指標も濱より下になっていたので、センターはまさに弱点になっていました。


● 打撃は発展途上だがポテンシャルあり 

濱は守備走塁は高く評価できますが、打撃面で課題があります。

今季2軍では300打席以上立ちながら、打率.250前後で本塁打は0本と打つ方ではアピールが弱い結果でした。

ただ、二塁打や三塁打はかなり稼いでいる方で、2軍の74安打中二塁打12本、三塁打8本と足を使った長打を打てています。

また四球も多く稼いでおり、出塁率は.350近いことから、塁に出て足を活かすという自分の役割も理解できています。

4. 今回の現役ドラフトでDeNAが得たメリット

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、865文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
【DeNA】2026年補強は完成も──さらに足すなら「このタイプ」
サポートメンバー限定
【DeNA】人的補償はなぜ捕手だったのか ──古市尊獲得に透ける編成...
サポートメンバー限定
【DeNA】なぜデュプランティエはDeNAを選んだのか──獲得を後押し...
サポートメンバー限定
【DeNA】外国人補強の大枠が完成──全補強を一望して分かる2026年...
サポートメンバー限定
DeNAの世代交代は本当に進んでいるのか──ポジション別に将来像を整理...
読者限定
「1番・牧」はなぜ合理的なのか ──相川DeNAの打順構想を冷静に読...
サポートメンバー限定
【DeNA】2026年ドラフト展望──先発投手補強を軸に、世代交代を見...
読者限定
【DeNA】石田裕太郎と竹田祐が担うローテ再編──外国人先発2人体制へ...