DeNAの世代交代は本当に進んでいるのか──ポジション別に将来像を整理する
果たして世代交代は本当に進んでいるのか。
25歳以下・未レギュラーの若手に絞り、ポジション別に将来の主力候補を整理します。
近年の横浜DeNAベイスターズは、リーグ上位争いに顔を出す機会が増え、Aクラスに定着しつつあるチームになりました。
一方で、現在の主力メンバーを見渡すと、いくつかの不安要素も浮かび上がります。
まず、中核を担う選手の多くが30代に差しかかっていること。
さらに、投手・野手ともに外国人選手への依存度が高く、チームの戦力が外国人選手の当たり外れに大きく左右されます。
「今はAクラスだが、この先もずっとAクラスでいられるのか?」「そもそもリーグ優勝できるのか?」そんな疑問を抱くファンも少なくないでしょう。
しかし一方で、DeNAにはまだ一軍の主役になりきれていないものの、将来の主力候補となり得る若手選手が複数在籍しています。
本記事では、25歳以下・未レギュラーという条件で、ポジション別にDeNAの将来像を支える候補たちを整理していきます。
① 先発投手陣の現状と将来候補
現状整理
今季のDeNAは外国人先発が3人体制で、戦力的にはかなり強固でしたが、若手の台頭という意味では厳しい状態でした。来季は外国人先発が2人になる可能性があり、その分若手先発が活躍しないと先発陣は先細りになってしまいます。
将来の主力候補
石田裕太郎 現時点で主力に最も近い結果を残しています。今季は先発とリリーフを兼任していましたが、先発1本に絞って起用することで、来季すぐにでもローテ定着が期待できます。
小園健太 高卒ドラ1として期待され続けてきた右腕。ファームでは安定した投球を見せており、課題は一軍定着のみ。今季は1軍登板後に故障離脱してしまいましたが、安定すればローテの柱になれる素材です。
深沢鳳介 小園と同世代で今季トミー・ジョン手術から復帰して、来季は支配下登録予定。手術前からキレがあり安定した投球が持ち味で、実戦復帰後も良い状態になっています。
② リリーフ投手陣の現状と将来候補
現状整理
2025年はリリーフ陣が固定できずリーグワーストの防御率で、世代交代以前に現状の立て直しから始める必要があります。当面は外国人投手を増やしてカバーしつつ、若手のリリーフを固定起用できるようにしないと厳しい状態が続きます。
将来の主力候補
若松尚輝 プロ1年目の2025年は1軍で7試合の登板に留まりましたが、2軍では高奪三振率と低与四球率で安定した投球に。先発起用の可能性もありますが、キレの良さを武器にリリーフとして上がってくる可能性は十分あります。
松本凌人 2025年は2軍で49試合に登板も、防御率4点台で厳しい内容でしたが、右サイドから150km台を出せる投球は球威があり、何かのキッカケで奪三振マシーンに大化けする可能性があります。
武田陸玖 高卒2年目の武田はまだ1軍では1試合の登板のみですが、2軍で着実に力をつけつつあります。特にストレートに球威があり空振りを取れているため、ストレートを中心に他の変化球も磨いていけると抑える投球が備わってくるでしょう。
③ 捕手陣の現状と将来候補
捕手陣は1軍にまだ27歳の山本祐大が正捕手として定着しつつあり、更に若い松尾汐恩も順調に実績を積んでいて、将来の展望はかなり明るいです。しかし捕手が重要なポジションであることを考えると、松尾と競い合えるような若手がいた方が安心感はあります。
将来の主力候補
松尾汐恩 現在21歳ですが、既に1軍で36試合もスタメンマスクを被っていて、非常に順調な成長を遂げていると言えます。まだ打撃・守備両面で波がありますが、このまま1軍で経験を積んでいくことで将来の正捕手として相応しい実力を備えてくるでしょう。
東妻純平 1軍での実績は少ないものの、捕手と外野手の両方で起用できる便利さから1軍帯同期間が増えてきました。粗さのある打撃ですが長打力があり、盗塁できる足もあるため、1軍でもユーティリティ要員として重宝されそうです。