不安を希望に変えた2人の復活劇──伊勢大夢×入江大生、「勝利の方程式」誕生を読み解く
開幕前、リリーフ陣には不安の声があった。実績のある森原や山﨑に不安が残る中、誰が勝ちパターンを担うのか。そんな中、チームを支える覚悟を胸に1軍ブルペンへ戻ってきた2人がいる。先発挑戦を経て再びリリーフの道を選んだ伊勢大夢。リハビリを乗り越え、抑えのマウンドに戻ってきた入江大生。今やこの2人が新たな「勝利の方程式」になりつつある。2人の投球が、いかにしてチームに安定をもたらしているのかを読み解く。
ハマノンタン
2025.05.05
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開幕前、多くのファンが感じていたのは「リリーフ、大丈夫か?」という不安でした。
オフにはトレバー・バウアーという超大物を獲得したり、ソフトバンクのレギュラー級の野手の三森大貴を獲得したりと大きな動きがありましたが、不安のあるリリーフ陣に対しての補強は手薄感が否めず、また昨季抑えを務めた森原康平がキャンプからなかなか状態が上がってきませんでした。
こうなると、どうやって勝利へ繋ぐ継投ができるか、不安に思うファンがいるのは当然でしょう。
ところが――。その不安をかき消すように、2人の右腕がマウンドに戻ってきました。
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- 1.伊勢大夢が8回を任される理由
- 2.入江大生が9回を任される理由
- 3.伊勢ー入江の新方程式のメリット
- 4.勝利を託せる、誇らしいリリーフ陣の柱に
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