織田翔希がMLB挑戦を決断──DeNAのドラフト1位は誰になる?最終候補3人を徹底考察
織田翔希がMLB挑戦を決断
10月15日、横浜高校の織田翔希投手が記者会見を開き、米国球界への挑戦を正式に表明しました。
最速157キロを誇り、今年のドラフト会議でも1位指名が確実視されていた右腕。これまで進路を明言しておらず、NPB入りかMLB挑戦か、その決断に大きな注目が集まっていました。
そして今回の会見では、NPBを経由せず、直接アメリカで挑戦する意向を明らかにしました。今後はマイナーリーグでのプレーだけでなく、アメリカの大学への進学も選択肢として考えているようです。
個人的には、この決断を素直に応援したいと思います。
もちろん、NPBで活躍する姿を見たかったという気持ちもあります。しかし、自分自身が目指す将来像を考え、若いうちから世界に挑戦したいと決断したのであれば、それを尊重したいです。
高校卒業後すぐに海を渡ることは、決して簡単な道ではないでしょう。野球のレベルはもちろん、言葉や生活環境も大きく変わります。
それでも、自ら選んだ道で成長し、いつの日かMLBの大舞台で活躍する姿を見せてほしいと思います。
織田投手の挑戦を心から応援しています。
※無料読者登録すると、DeNAの戦力分析・ドラフト・球団運営などの新着記事をメールで受け取れます。
織田の決断で大きく変わるドラフト1位戦線
一方で、今回の決断は来週に迫ったドラフト会議にも大きな影響を与えるはずです。
織田投手は今年のドラフト候補の中でもトップクラスの評価を受けており、1位指名の最終候補として検討していた球団は少なくないでしょう。
実際にNPB12球団との面談も行われており、各球団がその進路に強い関心を寄せていたことがうかがえます。
その有力候補がNPBを経由しない方針を示したことで、各球団の指名戦略にも再検討が必要になったと考えられます。
もちろん、NPB球団による指名の可能性が制度上なくなるわけではありません。しかし、本人が明確に米国挑戦の意思を示した以上、強行指名は自重するようになるのではないでしょうか。
これはDeNAにとっても同様です。
DeNAは織田投手を木村洋太球団社長やスカウト幹部らが視察しており、地元・横浜高校の選手ということもあって、1位指名を予想する声が多くありました。
ただ、今回の決断によって状況は変わりました。
球団内部の最終的な評価や指名方針は分かりませんが、織田投手以外の候補から1位指名する選手を決める可能性が高くなったと考えています。
では、誰がその候補になるのでしょうか。
DeNAの補強ポイントから考える1位指名
まず、現在のDeNAの戦力構成を整理してみます。
今季は先発投手陣のやりくりに苦しむ時期もありましたが、その中で石田裕太郎をはじめとする若手投手が経験を積み、新たな戦力として台頭しました。
もちろん先発投手の補強は必要ですが、来季は若手のさらなる成長を見極めたいという側面もあるでしょう。また、外国人先発投手の補強も重要な選択肢になります。
そう考えると、必ずしもドラフト1位で即戦力投手を獲得しなければならない状況ではないと考えています。
むしろ、将来のエース候補を獲得することも十分に考えられます。
一方、左投手の選択肢を増やしたいという課題もあります。先発では東克樹が中心となっていますが、将来的に先発ローテーションを担える左腕をさらに確保しておくことには大きな意味があります。
こうしたチーム事情に加え、今年のドラフト候補の評価、そしてDeNAの視察状況などを踏まえ、私は最終的に1位指名候補を3人に絞り込みました。
いずれもDeNAが実際に関心を寄せていると考えられる投手であり、それぞれ異なる魅力を持っています。
そして、この3人のうち誰を選ぶかによって、DeNAが今後のチーム編成で何を重視しているのかも見えてくると思います。
ここからは、私が最終候補として考える3人の特徴と、それぞれをDeNAの1位指名候補と予想した理由を詳しく解説していきます。