二軍防御率2.12で再び支配下登録! 庄司陽斗が示した成長と、フェニックスリーグ15回自責点0の好投
2026年シーズン。DeNAでは多くの選手が成長や課題、来季への可能性を見せてくれました。
今季の選手一人ひとりの成績と内容を振り返り、来季への期待も含めて考察していきます。
今回取り上げるのは、プロ3年目の左腕・庄司陽斗です。
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二軍防御率2.12、昨季から大きく成績を改善
2023年育成ドラフト4位で青森大学から入団した庄司は、ルーキーイヤーの2024年に二軍で8勝、防御率2.35を記録。翌2025年3月に支配下登録を勝ち取りました。
しかし昨季は防御率3.98と成績を落とし、一軍登板のないままシーズン終了後に再び育成契約となりました。
それでもプロ3年目の今季、二軍で見事に巻き返しました。
【2026年二軍成績】
19試合 5勝3敗 防御率2.12
59回1/3 56被安打 51奪三振 10与四球
奪三振率7.74 与四球率1.52 WHIP1.11
前年と比較すると、改善がより明確になります。
2025年 →2026年
登板数:23試合 →19試合
投球回:97回1/3 →59回1/3
防御率:3.98 →2.12
奪三振率: 6.10 →7.74
与四球率: 3.61 →1.52
WHIP: 1.49 →1.11
特に評価したいのは、与四球率が3.61から1.52へと大幅に改善したことです。奪三振率も上昇しており、単に失点を減らしただけではなく、投球内容そのものが良くなったことが分かります。
今季は投球回が減っているため、年間を通した先発としての安定感を昨季と同条件では比較できません。それでも、少ない四球で三振を奪う投球は、今後の一軍定着に向けて大きな武器になるでしょう。
球速向上と無四球投球が成長を裏付ける
5月26日の楽天戦では6回3安打、10奪三振、無四球、無失点と好投。5月の4試合では21回を投げ、19奪三振に対して与四球0でした。
また、5月12日の萩原孝弘氏の取材記事(マイナビニュース)では、前年から平均球速が約5km/h向上し、最速150km/hを超えたことが紹介されています。
球速が上がった一方で制球を崩していないことが重要です。今季のK/BBは5.10。昨季の1.69から大きく改善しました。
左腕として直球の威力を高めながら、無駄な走者を減らせるようになったことが、好成績につながったと考えられます。
二度目の支配下登録、そして一軍初登板
二軍での結果が認められ、庄司は6月1日に再び支配下登録されました。一度支配下の座を失ったところから、再挑戦で結果を残したことは大きな収穫でしょう。
6月6日のソフトバンク戦では、念願の一軍初登板で初先発を任されました。
【6月6日・ソフトバンク戦】
5回69球 5被安打 3奪三振 1与四球 4失点
3回までは無失点と好投しましたが、4回に正木智也の同点本塁打、5回には勝ち越し打などを許し、敗戦投手となりました。
相川亮二監督は投球そのものを評価する一方、打順が2巡目、3巡目に入った際の対応を課題に挙げています。
二軍での成長を一軍の先発マウンドでも見せた一方、打者への対応を変えながら長いイニングを抑える難しさも経験した登板だったと思います。
今季の一軍登板はこの1試合のみ。それでも、支配下復帰から一軍デビューまで果たしたことは、庄司にとって前進となりました。
二軍では制球力と奪三振能力の向上を示した庄司ですが、一軍に定着するには、まだ課題があります。
一方、秋のフェニックスリーグでは15回21奪三振、与四球0、自責点0と、さらに印象的な成績を残しました。
ここからは、その投球内容と起用方法を詳しく振り返りながら、来季の一軍定着に必要な条件を考えます。