【DeNA】外国人戦力は足りているのか──5月終了時点で見えた補強必須ポイント
5月を終えた現在、DeNAの外国人戦力には明暗が分かれています。
レイノルズやルイーズが期待以上の活躍を見せる一方で、コックスやデュプランティエは故障離脱。ヒュンメルも打撃不振に苦しんでいます。
一方で球団は、オスバルド・ビド投手、ヘラル・エンカーナシオン選手の獲得調査を進めていると報じられています。
なぜ今その2人なのか。
5月終了時点の外国人戦力を整理しながら、DeNAフロントが考える次の一手を考察してみます。
外国人補強は成功と誤算が混在
今季の外国人戦力を振り返ると、補強は決して失敗ではありません。
むしろオフの最大テーマだったブルペン再建には成功したと言えるでしょう。
レイノルズは大成功
レイノルズはチーム内トップの登板数で、ホールド数はリーグトップになっています。
150キロ後半のストレートと高い奪三振能力を武器に勝ちパターンへ定着しました。
昨年リーグワーストだったリリーフ陣改善の象徴的存在です。
ルイーズも期待通り
ルイーズも防御率1点台と安定。
派手さはないものの、接戦を支える重要な存在になっています。
レイノルズとルイーズの加入が、今季のブルペン再建成功の最大要因と言えるでしょう。
一方で先発陣は誤算続き
コックスは左肘靱帯手術で今季絶望。
デュプランティエも4月16日以降登板がなく、復帰時期は未定です。
開幕前に期待された外国人先発2枚体制は、事実上崩壊してしまいました。
ヒュンメルは苦戦
野手ではヒュンメルが苦しい状況です。
100打席以上に立ちながら打率1割台。
四球を選ぶ能力や長打力の片鱗は見せていますが、外国人野手として期待される数字には届いていません。
現在のDeNAは本塁打数がリーグ最少。
ヒュンメルが状態を上げられない場合、新外国人野手獲得に動く可能性は十分あります。
マルセリーノは再調整中
マルセリーノは12試合で防御率6点台。
現在は2軍調整中です。
将来的な戦力として期待されるものの、現時点では1軍の主力として計算する段階にはありません。
ビシエドは突然の引退
昨季途中に加入したビシエドも現役引退を発表しました。
代打やバックアップ要員として期待されていただけに、球団としても想定外だったでしょう。
最大の課題は先発ローテーション
ここまでをまとめると、リリーフ補強は成功しました。
しかし現在のDeNAには新たな課題が生まれています。
それが先発投手不足です。
東克樹と石田裕太郎はローテーションを支えています。
しかしそれ以外では安定してイニングを消化できる投手が限られています。
結果として先発防御率やQS率はリーグ下位に沈んでいます。
せっかくリリーフ陣が改善しても、先発が試合を作れなければ勝ち切れません。
今のDeNAに必要なのは、まずローテーションを安定させることです。
長打力不足も深刻
野手陣も課題を抱えています。
現在のDeNAは12球団でも本塁打数が少なく、長打力不足が深刻です。
かつてのDeNAは、「本塁打じゃないと点が取れない」と言われるほどの長距離砲集団でした。
しかし現在は逆の状況です。
主力の高齢化や故障離脱。
さらに補うはずだった外国人野手も結果を残せていません。
その結果、試合を一振りで決められる打者が不足しています。
ここまで見てきたように、現在のDeNAはリリーフ補強には成功した一方で、先発不足と長打力不足という新たな課題を抱えています。
ではフロントは今後どのような補強を目指すのでしょうか。
実際に獲得調査が報じられているビド、エンカーナシオンの2人をもとに、
なぜこの2人なのか
本当にDeNAに必要な補強なのか
獲得した場合の外国人起用はどう変わるのか
フロントは今季をどう位置付けているのか
を、編成目線で掘り下げていきます。