【DeNA】コックス退団と庄司陽斗支配下登録──見えてきた“次の補強”への布石
6/1、DeNAの編成に大きな動きがありました。
外国人左腕オースティン・コックスがウエイバー公示され、退団が決定。同時に育成左腕・庄司陽斗の支配下登録も発表されました。
一見すると別々のニュースにも見えますが、この2つの動きは今後の補強戦略と深く関係している可能性があります。
庄司の支配下登録による先発強化。そして空いた外国人枠を活用した新戦力獲得。
今回の編成変更から見えてくるDeNAの狙いを整理していきます。
コックス退団は既定路線だった
コックスは今シーズン開幕前から先発候補として期待されていました。
しかしシーズン中に左肘を故障し、5月には手術を受けることが発表されています。
復帰までには長い時間が必要と見られており、今季中の戦列復帰は極めて厳しい状況でした。
DeNAとしても外国人枠や支配下枠を考えれば、来季契約も不透明な状態で登録を維持し続けるメリットは大きくありません。
むしろ優勝争いを続けるためには、今シーズン戦力になる選手へ枠を使う方が合理的と言えるでしょう。
今回の退団は突然の決断というよりも、状況を考えれば自然な流れだったように思えます。
庄司陽斗は支配下に値する結果を残していた
一方で今回支配下登録された庄司陽斗は、ここまでファームで素晴らしい成績を残しています。
今シーズンは11試合に登板し、36.1イニングで防御率1点台。
数字だけを見ても支配下登録に十分値する内容でした。
特に評価したいのは、単なる好成績ではなく先発としてイニングを消化できている点です。
現在のDeNAは東克樹と石田裕太郎以外の先発陣がなかなか固定できていません。
平良拳太郎、竹田祐、入江大生、島田舜也、篠木健太郎らがローテ争いを続けていますが、絶対的な存在になれている投手はまだ少ない状況です。
その中で庄司は左腕という希少性もあり、十分にチャンスを与える価値がある投手と言えるでしょう。
実質的には「先発投手の入れ替え」
今回の動きを見ると、実質的には先発投手の入れ替えと考えることができます。
本来コックスも先発ローテーションを担うことを期待されていた投手でした。
そして庄司もまた先発候補です。
つまり、「外国人先発候補が抜けた枠を庄司が埋める」という構図になっています。
もちろん実績ではまだ比較できません。
しかし現時点で戦力として計算できる選手を優先するという意味では、極めて合理的な判断とも言えるでしょう。
庄司にとっては支配下登録がゴールではありません。
本当の勝負はここからです。
まずは1軍で結果を残し、ローテーション争いの中で存在感を示せるかどうかが注目されます。
相川監督はこれまで2軍の若手を積極的に昇格させて1軍で起用してきたので、庄司も近いうちに1軍登板するでしょう。
本当の狙いは次の補強準備か
そして今回の編成変更で最も気になるのはここです。
以前からDeNAは新外国人選手の調査報道が出ています。
先発候補として名前が挙がっているオスバルド・ビド投手。
そして長打力不足解消の候補として報じられているヘラル・エンカーナシオン選手です。
仮にどちらか、あるいは両方を獲得するのであれば、当然ながら外国人枠や支配下枠の整理が必要になります。
今回コックスを退団としたことで、外国人選手が1人減りました。現状でも1軍登録されているのはレイノルズ、ルイーズ、ヒュンメルの3人のみで、外国人枠をフルに活用できていない状態です。
このタイミングでさらに外国人選手を減らしたので、現在球団としてはすぐに昇格できる外国人選手が少ないです。
なので、新たな外国人選手を補強するための準備段階に入ったと言えるでしょう。
また、そのタイミングで左腕の庄司を支配下登録したことを考えると、先発は左右関係なくなってきますし、ビド獲得を後押しする材料が増えたと言えるでしょう。
もちろん現時点では正式発表はありません。
しかし優勝争いを続けるために戦力補強が必要なのは間違いなく、今回の動きがその第一歩だったとしても不思議ではないでしょう。
ここからは、
庄司はどこまで1軍戦力になれるのか?
コックスの再獲得はあるか?
ビド、エンカーナシオンの獲得発表はいつか?
今回の動きは優勝への布石か?
について詳しく考察していきます。
今回の編成変更は単なる支配下登録ではなく、優勝を見据えた「次の一手」の始まりかもしれません。
その可能性をさらに深掘りしていきます。