【DeNA】なぜDeNAは巻き返せたのか──6連勝で借金完済→貯金生活へ

開幕直後の低迷から一転、6連勝で借金を完済し、貯金生活に返り咲いた横浜DeNAベイスターズ。この巻き返しは、単なる好調ではありません。主力・昇格組・采配が噛み合った“構造”の変化から、その理由を読み解きます。
ハマノンタン 2026.04.25
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開幕直後、横浜DeNAベイスターズはいきなり借金生活に入る苦しいスタートを切りました。

結果だけを見れば「出遅れ」と言える状況でしたが、4月15日からの6連勝で一気に借金を完済。チームは貯金生活に入り、状態は明らかに上向いています。

この巻き返しは、単なる流れや一時的な好調によるものではありません。

むしろ開幕時には見えにくかったチームの強みが、時間差で表面化した結果と見るべきでしょう。

では、なぜDeNAはここまで立て直すことができたのか。本記事では、その要因を3つの視点から整理します。

主力・ベテランの復調がもたらした「勝ち切る構造」

まず大きいのが、主力・ベテラン層の安定です。

今季は開幕直後から故障者や不調の選手が出てきて、ファームとの入れ替えが頻発しました。このような状況だとチームは不安定になりやすく、実際に序盤は下位に低迷しました。

しかしDeNAは崩れ切りませんでした。その理由は明確で、チームの“核となるポジション”が機能し続けていたからです。

エースの 東克樹 は安定した投球で試合を作り続け、4月時点で既に3勝を記録しています。大崩れしない先発がいることで、連敗の連鎖を防ぐ役割を果たしました。

さらに大きかったのが、抑えに復帰した 山﨑康晃 の存在です。すでに6セーブを挙げるなど安定感を見せており、試合終盤の不安を解消しました。

新戦力のレイノルズの働きも大きく、昨季までにないリリーフ陣の厚みを作り出しています。試合数の半分以上で登板しており、勝ちパターンの8回や7回を任されています。

これにより、リードした試合を勝ち切れる体制が整いました。

野手では 牧秀悟 が1番打者として機能し、打率3割・OPS.800超という高水準の成績で打線の起点となっています。出塁力の高い打者を1番に置くことで、得点の再現性が高まり、打線全体の流れが安定しました。

そして中軸の 佐野恵太 も打率3割・OPS.800超に加え、開幕から20試合連続出塁を継続。打線の軸として、得点機会を確実に形にする役割を果たしています。

重要なのは、これらの活躍が単体ではなく、「先発→打線→抑え」という試合の流れの中で繋がっている点です。

先発が試合を壊さず、打線が先制・追加点を取り、最後は勝ちパターンで締める。この”勝ち筋”が成立していたからこそ、接戦を落とさず、連勝へと繋げることができました。

言い換えれば、序盤のDeNAは戦力が足りなかったのではなく、周辺のピースが欠けていた状態だったと言えます。核となる部分が機能していたからこそ、そこに控えや昇格組が噛み合った瞬間、一気に勝ちに転じたのです。

今回の巻き返しは、主力の好調というよりも、チームとしての“勝ち切る構造”が維持されていたことの証明と見るべきでしょう。

昇格組の台頭が生んだ「層の厚み」と“戦い方の変化”

次に挙げられるのが、昨年まで控えやファームで育成されていた選手たちの台頭です。

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