度会隆輝はベストナインに届くのか──残り試合で狙いたい「打率.290・10本・50打点」

シーズン終盤を迎え、度会隆輝はセ・リーグのベストナイン争いに食い込める位置まで来ています。では、現在の外野手争いを踏まえると、受賞の可能性はどこまであるのでしょうか。
ハマノンタン 2026.09.03
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シーズンも9月に入り、順位争いと同時に個人タイトルや表彰争いも気になる時期になってきました。

DeNAで注目したい選手の一人が、度会隆輝です。

9月1日終了時点で110試合に出場し、打率.279、8本塁打、42打点。

すでに規定打席へ到達し、102安打、50得点を記録しています。

打率.279はセ・リーグ6位。安打数もリーグ8位タイ、打点も8位タイと、シーズンを通した数字を見てもリーグ上位に顔を出すようになってきました。

ここまで来ると、一つ気になることがあります。

度会は今季、ベストナインを狙えるところまで来ているのではないでしょうか。

もちろん、現時点で受賞が有力と言えるほど抜けた成績ではありません。

ただ、セ・リーグの外野手争いを見渡してみると、決して可能性のない話でもありません。

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まず一枠は森下翔太でほぼ決まりか

現在の規定打席到達者の中で、外野手の主な候補を並べるとこうなります。

  • 選手| 打率| 本塁打| 打点| 出塁率| 長打率

  • 森下翔太| .304| 31| 70| .395| .586

  • 細川成也| .230| 21| 59| .364| .417

  • サンタナ| .242| 16| 37| .358| .445

  • 度会隆輝| .279| 8| 42| .338| .393

  • 岩田幸宏| .255| 1| 21| .296| .294

この中で森下翔太は頭ひとつ、あるいはそれ以上抜けています。

打率3割を超えながら31本塁打、70打点。

出塁率.395、長打率.586と内容的にも圧倒的で、故障などがない限りベストナインの一枠はかなり有力でしょう。

度会が争うべきなのは、森下ではありません。

残った二枠です。

細川とサンタナをどう見るか

二枠目の有力候補として考えたいのが細川成也です。

打率は.230ですが、21本塁打、59打点。

さらに82四球を選び、出塁率は.364。打率だけを見ると度会が大きく上回りますが、長打力と出塁能力では細川に分があります。

ベストナインは打撃での活躍が強く意識されやすい表彰です。

そう考えると、20本塁打を超えている細川は現時点では度会より一歩前にいると考えた方がいいでしょう。

となると、度会にとって最も現実的に争える相手はサンタナではないでしょうか。

  • サンタナ 打率.242 16本 37打点

  • 度会   打率.279 8本 42打点

打率、安打、打点ではすでにサンタナを上回っています。

つまり、 サンタナの長打力を評価するか。

それとも、度会の打率や安打数、シーズンを通した出場、守備も含めた総合力を評価するか。

この比較なら、今後の成績次第で十分にひっくり返る余地がありそうです。

度会には「守備」というプラス材料もある

さらに、度会には打撃以外にもアピール材料があります。

9月1日終了時点で外野手として規定守備試合数を満たし、守備率は1.000。

90試合で130刺殺、4補殺、失策0でした。

同じ時点で細川は守備率.995、森下は.985、サンタナは.985前後となっています。

もちろん、守備率だけで外野守備の優劣を決めることはできません。

守備範囲などは守備率からは分からないため、「失策0=最も守備がうまい」という話ではないでしょう。

それでも、シーズンを通して外野を守りながら大きなミスを記録していないことは、一つのプラス材料にはなります。

特に打撃成績が接近した場合には、

「打つだけでなく守備でも安定していた」

という印象が度会を後押しする可能性があります。

ただ「4番手」ではベストナインには届かない

ここで重要なのは、度会が単に候補の一人になればいいわけではないことです。

ベストナインは記者投票で決まります。

そして外野手は3人選ばれるため、投票する側に、

「今年のセ・リーグ外野手なら、この3人」

と思わせる必要があります。

昨季のセ・リーグを見ると、それがよく分かります。

2025年の外野手部門では、

森下翔太が266票、近本光司が245票、岡林勇希が244票。

一方、4位の上林誠知は23票でした。

3位と4位で実に200票以上の差がついています。

つまり、

「4番目くらいの成績だった」では足りない可能性が高い。

投票者に明確にトップ3だと思わせるだけの材料が欲しいわけです。

今の度会には、その最後の一押しがまだ足りません。

ここまで見てきたように、度会はすでにベストナイン争いを語れる位置まで来ています。

ただし、「候補に入っている」ことと「実際に選ばれる」ことの間には、まだ少し距離があります。

では残り試合で、どこまで成績を伸ばせば受賞が現実的になるのか。

ここからは他の外野手候補との比較も交えながら、度会がベストナインに入るために必要な条件を考えていきます。

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