レイノルズとエンカーナシオンは残せるか──DeNAが来季考える「外国人枠の使い道」

来季から始まるセ・リーグのDH制は、DeNAの外国人編成にも大きく影響します。
レイノルズとエンカーナシオンは残すべきか。そして新たな外国人選手は野手ではなく投手を優先すべきなのか。
今季の戦力構成とDHの使い方から、来季の「外国人枠の最適解」を考えます。
ハマノンタン 2026.08.22
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まだシーズン中ですが、少しずつ来季の戦力編成についても気になる時期になってきました。

その中で、DeNAファンにとって大きな注目ポイントのひとつとなりそうなのが外国人選手の去就です。

昨季オフ、DeNAは外国人選手を大幅に入れ替えました。

それだけに今季加入した外国人選手のうち、誰が来季も残るのか。そして空いた枠でどのような補強を行うのかは、今後のチーム編成を大きく左右します。

さらに来季からは、セ・リーグでもDH制が導入されます。

NPBは2027年シーズンからのDH制採用を正式に決定しており、2026年はその準備期間でもあります。

そう考えると、来季の外国人編成では単純に、「活躍した外国人を残す」だけでは不十分でしょう。

野手、先発、リリーフのどこに外国人選手を置けば、チーム全体の戦力を最も大きくできるのか。

今回は今季の外国人選手の働きを振り返りながら、来季のDeNAがどのような外国人編成を目指すべきなのか考えてみたいと思います。

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レイノルズとエンカーナシオンは残留を最優先にしたい

現時点で残留を最優先に考えたい外国人選手として、まず名前が挙がるのはレイノルズとエンカーナシオンでしょう。

レイノルズは開幕からリリーフとして安定した投球を続け、現在では抑えを任されるまでになりました。

8月上旬時点で40試合以上に登板し、防御率は1点台前半。奪三振数も60を超えています。

力のある直球だけではなく奪三振能力も高く、終盤の重要な場面を任せられる投手として、ブルペンに欠かせない存在になりました。

シーズンを通して勝ちパターンを任せられ、さらに抑えまで務められる外国人投手を毎年簡単に見つけられるわけではありません。

来季のリリーフ陣を考えても、まず残留交渉を進めたい選手でしょう。

そして、もう一人が途中加入のエンカーナシオンです。

シーズン途中の加入ながらすぐに打線へ適応し、4番を任されるほどの存在になっています。

8月上旬時点でも打率3割台を記録しており、長打を期待できる右打者というだけではなく、打線の中心として計算できる働きを見せています。

途中加入の外国人選手がここまで早く日本球界に適応し、結果を残しているのであれば、来季も残したいと考えるのは自然でしょう。

もちろん外国人選手の契約は、球団の希望だけで決まるものではありません。

条件面や本人の希望、他球団からの評価によっては残留交渉が難しくなる可能性もあります。

それでも今季の働きを考えれば、レイノルズとエンカーナシオンの残留を目指すことが、DeNAの外国人編成のスタート地点になると考えていいのではないでしょうか。

エンカーナシオンは「守れる」ことにも価値がある

特に来季の編成を考えるうえで重要なのが、エンカーナシオンが単なる打撃専門の外国人選手ではないことです。

外野、特にライトを守ることができます。

これは来季のDH制を考えると、かなり大きな意味を持ちます。

DH制が導入されれば、「外国人の強打者を獲得してDHに固定すればいい」という考え方もできます。

しかしエンカーナシオンをライトで起用できれば、DeNAは外国人選手でDHを埋める必要がありません。

新しく生まれるDHを、チーム内のさまざまな選手に使うことができます。

例えば宮﨑敏郎や筒香嘉智です。

今季はともに不調に苦しんだ期間もありましたが、状態が上がった時には依然として高い打撃能力を見せています。

一方で年齢を重ねていることを考えれば、来季以降はどのように身体への負担を減らしながら打力を生かしていくかも重要になります。そこでDHを活用できます。

あるいは佐野恵太なども含め、複数の選手でDHをローテーションさせることもできます。

さらにDHは、ベテラン選手の負担軽減だけに使う必要もありません。

守備にはまだ課題があっても、打撃では一軍で試してみたい若手選手が出てきた時、その選手に打席を与えることもできます。

そう考えるとDeNAにとってのDHは、「新しい選手を入れるための空席」ではなく、「すでにいる選手の打力を最大限に生かすための枠」と考えることもできるでしょう。

エンカーナシオンがライトを守れるからこそ、その選択肢を残しておくことができます。

ここまでは、エンカーナシオンを残すことで、来季のDHを柔軟に使える可能性について見てきました。

では、もし日本ハムのレイエスほどの強打者を獲得できるチャンスがあるなら、それでもDeNAは獲得に動くべきではないのでしょうか。

一見すると、打線強化のためには「獲れるなら獲る」が正解にも思えます。

しかし、外国人補強は一人の選手の能力だけで決めるものではありません。

誰を獲るかではなく、限られた外国人枠と補強資金をどこに使えば、DeNA全体を最も強くできるのか。

ここからはレイエスを具体例に、先発・リリーフも含めた来季の外国人編成について考えていきます。

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