【2026年シーズン振り返り】デュプランティエ&コックス──大誤算に終わった外国人先発補強、それでも「上振れ」を狙うべきか

2026年のDeNAで大きな誤算となったデュプランティエとコックス。期待された外国人先発2人は、故障によってほとんど戦力になることができませんでした。結果だけ見れば失敗と言える補強でしたが、「上振れ」を狙った判断そのものまで否定すべきなのでしょうか。今季を振り返りながら、今後の外国人補強のあり方を考えます。
ハマノンタン 2026.09.28
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2026年シーズンのDeNAを振り返った時、大きな誤算の一つとして挙げざるを得ないのが、外国人先発投手のデュプランティエとコックスでした。

開幕前にはともに先発ローテーションの一角として期待されながら、結果的に一軍登板はわずか2試合ずつ。2人を合わせても4試合、18イニングにとどまりました。

「投げたものの通用しなかった」というより、そもそも投げ続けることができなかったことこそ、最大の問題だったと言えます。

もし彼らが年間を通してローテーションを守れていたら――。

もちろん、それだけでDeNAのシーズンが全く違うものになっていたと断言することはできません。

ただ、6月に大きく負け越し、借金を膨らませた苦しい時期を考えれば、先発ローテーションにもう少し余裕を持たせることができた可能性はあったでしょう。

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「投げられればエース級」だったデュプランティエ

特に期待が大きかったのはデュプランティエでした。

2025年は阪神で15試合に登板し、90回2/3を投げて6勝3敗、防御率1.39。さらに113奪三振を記録しています。

90回2/3という投球回に対して113奪三振ですから、単純計算でも9イニングあたり11個を超えるペースで三振を奪っていたことになります。

被安打も少なく、本塁打もほとんど許していませんでした。

「健康に投げることさえできれば」という条件付きではありましたが、能力そのものについては疑う余地の少ない投手だったと言えます。

DeNAにとっても、単純にローテーションの5番手、6番手を埋めるための補強ではなく、リーグ優勝へ向けて先発陣そのものを一段引き上げることを狙った補強だったと考えた方が自然です。

東克樹を中心とする先発陣に、前年防御率1.39の投手が加わります。

もし2025年に近い状態で年間を通して投げることができれば、DeNAにとってかなり大きな戦力になるはずでした。

ある意味では、球団が「当たった時の大きさ」を取りにいった補強だったとも言えます。

しかし、その期待が現実になることはありませんでした。

一軍では2試合、9イニングの登板にとどまり、その後は故障によって長期離脱となりました。

能力を発揮できなかったというより、能力を発揮するための登板そのものを確保できなかったシーズンでした。

コックスまで離脱したことが痛かった

もう一人の外国人先発として獲得されたコックスも、結果的にはほとんど戦力になることができませんでした。

コックスも海外で先発として一定の実績を持ち、DeNAではローテーションの一角として期待されていた投手です。

実際、一軍で登板した2試合では9イニングを投げて1勝0敗、防御率3.00。

少ない登板数ながら、全く通用しなかったわけではありませんでした。

しかし、こちらも故障によって長期離脱となり、その後退団することになりました。

デュプランティエだけが離脱したのであれば、コックスがその穴を埋めるという構想も考えられました。

逆にコックスが離脱しても、デュプランティエが年間を通してローテーションを守れば、外国人先発補強そのものが大きく崩れることはなかったかもしれません。

ところが実際には、その2人をほぼ同時に失うことになりました。

ここが2026年のDeNAにとって非常に大きかったと思います。

2人合わせて「4試合18イニング」

結果だけを並べれば、非常に厳しい数字です。

外国人先発として獲得した2人が合わせて4試合、18イニング。

先発投手1人が3試合程度投げれば到達してしまうような投球回しか、2人合わせても残すことができませんでした。

外国人枠を使い、先発ローテーションの戦力として計算していた投手2人がこれだけ早い段階で離脱すれば、その影響が小さいはずはありません。

その穴を埋めるように、シーズン中にはさまざまな投手が一軍先発の機会を得ることになりました。

篠木健太郎、深沢鳳介らが登板機会を増やし、さらにシーズン中には尾形崇斗を獲得。その後は片山皓心も一軍先発として結果を残すなど、結果的には新たな先発候補も次々と現れました。

シーズン後半には、開幕当初とは違った先発陣が形になっていきました。

若い投手や新戦力にチャンスが回ったこと自体は、将来を考えればプラスだったでしょう。

ただし、それとデュプランティエ、コックスの補強が計算通りに機能しなかったことは、分けて考える必要があります。

シーズン序盤から若手に大きな負担をかけることを前提としていたわけではありません。

本来なら外国人先発がある程度ローテーションを支え、その中で若手を状態に応じて起用できる形の方が、チームとしては余裕を持った運用ができたはずです。

2人の離脱によって、その余裕を失ってしまったことは2026年の大きな誤算でした。

しかし、ここでもう一つ考えたいことがあります。

デュプランティエとコックスは、ほとんど投げることができませんでした。

では、彼らを獲得したこと自体が間違いだったのでしょうか。

また、彼らの失敗から何を学べるでしょうか?

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